お問い合わせ 友だち追加

ブログ

Home > ブログ > 多言語ウェブサイトは可能か?作り方を解説

多言語ウェブサイトは可能か?作り方を解説

Multilingual Website

現代のビジネスにおいて、グローバルにビジネスを展開することは不可欠です。そのため、多言語ウェブサイトの必要性が高まっていますが、Webサイトを多言語化することは簡単なことではありません。この記事では、多言語ウェブサイトを作る際に必要なことや注意点などを解説していきます。

多言語ウェブサイトとは

多言語化とは?

多言語化とは、ウェブサイトを複数の言語に対応させることを言います。日本語だけでなく、英語、中国語、フランス語、スペイン語、ドイツ語、ロシア語、韓国語など、様々な言語に対応させることができます。

メリット

多言語化によって、海外からのアクセスを増やすことができます。また、海外のユーザーにとっては、自分の言語で表示されることで、情報をより理解しやすくなります。webサイトを多言語化することによって、ビジネスの拡大やユーザーの満足度の向上につなげることができるので、海外を視野に入れたビジネス展開をしてる企業の多くが、多言語化に取り組んでいます。

デメリット

Webサイトを多言語化をすることで、考えられるデメリットの一つは、コストがかかることです。翻訳や運用のコストが上がるため、予算や人員が必要になります。また、多言語化を行うことで、サイトの表示速度が遅くなる可能性もあるので注意が必要です。

Multilingual Website

運用体制の構築は必須

多言語ウェブサイトを運用するためには、運用体制を整える必要があります。翻訳や運用に関する人員を配置し、運用プロセスを整備することが重要になってきます。

多言語ウェブサイトにするには

多言語対応のwebサイトを作るには、プラグインを活用する方法やJavaScriptを応用する方法などがあります。また、多言語対応のウェブサイトを自分で作る場合、対応言語の翻訳やURLの作成、デザインやレイアウトの調整など、さまざまな作業が必要になってきます。

プラグインを活用

WordPressやDrupalなどのCMS(コンテンツ管理システム)には、多言語対応を簡単に実現するためのプラグインが用意されています。プラグインをインストールすることで、対応言語ごとに翻訳されたコンテンツを自動的に生成し、ユーザーが選択した言語に応じて表示されるようになります。

ただし、プラグインを使う場合は、翻訳の品質やURLの構成など、多言語対応のウェブサイトに必要な設定が十分にできているか確認する必要があります。

JavaScriptを応用する

JavaScriptを使って、多言語対応のウェブサイトを作ることもできます。例えば、ユーザーが言語を選択したら、JavaScriptで言語切り替えを行い、その言語に対応した翻訳コンテンツを表示するようにプログラムすることができます。ただし、この場合は翻訳の品質やURLの構成、SEO対策などについて、自分でしっかりと考える必要があります。

多言語ウェブサイトの作り方

多言語ウェブサイトを作成するには、いくつかのステップが必要です。

1:対応言語の決定

最初に行うべきことは、サポートする言語を決定することです。どの言語をサポートするかを決定するために、ターゲットオーディエンスやビジネスの目的を考慮する必要があります。たとえば、日本企業がグローバルなオーディエンスをターゲットにしている場合、英語、スペイン語、中国語などをサポートする必要があります。

2:翻訳するページの決定

次に、翻訳するページを決定する必要があります。ウェブサイト全体を翻訳する必要はありません。代わりに、主要なページやコンテンツを翻訳することに焦点を当てることが重要です。たとえば、ホームページ、製品情報ページ、サービスページ、お問い合わせページなどが翻訳するページの例です。

3:言語別にディレクトリを変えてURLを作成する

言語ごとに独自のディレクトリを作成し、URLを変更する必要があります。例えば、日本語の場合は「example.com/ja/」、英語の場合は「example.com/en/」のように、言語コードを使用してURLを作成することができます。これにより、検索エンジンは各言語のページを正しくインデックスすることができます。

4:デザインやレイアウトを対応言語ごとに調整

多言語ウェブサイトを作成する際に、デザインやレイアウトも対応言語ごとに調整する必要があります。たとえば、日本語のように文章が縦書きになる言語では、デザインやレイアウトを調整する必要があります。また、異なる言語で使用されるフォントや色にも注意する必要があります。それぞれの言語に合わせたデザインやレイアウトにすることで、ユーザーはより快適にウェブサイトを閲覧することができます。

Multilingual Website

多言語ウェブサイトの注意点

多言語ウェブサイトを作成する際には、以下の注意点にも留意する必要があります。

SEO対策をしっかりする

多言語ウェブサイトの場合、検索エンジンに対してどの言語で書かれたコンテンツなのかを正しく伝える必要があります。そのためには、hreflang属性を使ってコンテンツの言語設定を行うことが必要です。また、適切なキーワードを含めたメタデータの設定や、言語別のサイトマップを作成することも重要です。

また、各国によって、ウェブ検索の傾向やニーズが異なるため、まずは各言語のキーワード調査などを行い、調査結果に基づいて各国に合ったSEO設定を施します。各言語のネイティブユーザーが、商品・サービスに関連する検索を行った場合、多言語対応しているサイトが検索結果に表示される可能性が高くなります。

多言語の選択ボタンをわかりやすい場所に設置

多言語ウェブサイトでは、ユーザーが自分の使いたい言語を選択できるようにする必要があります。そのためには、わかりやすい言語選択ボタンをページの目立つ場所に設置することが必要です。また、ボタンの表示方法や配置は、国や地域によって異なる文化的な違いに配慮して設計することが重要です。

多言語ウェブサイトの構築は外注?自作?

多言語ウェブサイトの構築には、自作するか、制作会社に外注するかの二つの方法があります。

CMSやサービスを使って自作

自作する場合、CMS(コンテンツ管理システム)やサービスを利用すると効率的に作業を進めることができます。例えば、WordPressやWixなどのCMSは多言語化に対応しているものが多く、簡単に多言語ウェブサイトを作成することができます。

また、CrowdinやTransifexなどの翻訳支援サービスを利用すると、翻訳作業を効率的に進めることができます。しかし、CMSやサービスを利用しても、ウェブサイトのレイアウトやデザインのカスタマイズには限界があります。また、翻訳品質についても、自分でチェックしなければならない場合があります。

制作会社に外注

もう一つの方法は、制作会社に外注することです。外注することで、プロの技術やノウハウを活かしたウェブサイトを作ることができます。また、翻訳作業も専門の翻訳者に依頼できるため、翻訳品質の向上が期待できます。

ただし、制作会社に外注する場合は、予算の面で負担が大きくなる可能性があります。また、ウェブサイトの制作が外部に委託されることになるため、セキュリティ面や情報漏洩のリスクにも注意が必要です。

自作と外注のどちらを選ぶかは、予算やスキル、制作期間、翻訳品質などによって異なります。自社で専門のスタッフを抱えている場合や、外注によるコスト負担が大きくなる場合は、自作を検討することができます。

一方で、翻訳品質やセキュリティ面を重視する場合は、制作会社に外注することが適しているかもしれません。

Multilingual Website

多言語ウェブサイトで、グローバルな競争力を高めよう

多言語ウェブサイトは、現代のグローバルなビジネス環境において必要不可欠な存在です。言語の壁を超えて、より広範なオーディエンスに情報を提供し、事業の成長を促進することができます。

多言語ウェブサイトを構築するためには、対応言語の決定、翻訳するページの決定、言語別にディレクトリを変えてURLを作成する、デザインやレイアウトを対応言語ごとに調整するといった手順を踏む必要があります。また、多言語ウェブサイトの構築には、CMSやサービスを使って自作する方法と、制作会社に外注する方法があります。それぞれにメリット・デメリットがありますので、適切な選択が必要です。

多言語ウェブサイトを構築することで、新たな市場にアプローチできるだけでなく、グローバルな競争力を高めることができます。ただし、多言語化のコストや、翻訳品質の管理などに注意する必要があります。今後は、多言語化の需要がますます高まっていくことが予想されますので、多言語ウェブサイトを構築することは、ビジネスにとって重要な課題の一つと言えます。

DEEBOのwebデザイン・サイト最適化はこちら

投稿一覧に戻る

お問い合わせ

弊社にご興味のある方、詳しいご相談をされたい方は、お気軽にお問い合わせください。
デジタルマーケティング会社として、お客様のビジネスを成功に導くサポートをいたします。メールまたはお電話にてお問い合わせください。